にきびや吹出物は、皮脂の分泌が過剰になり、本来なら排出されるはずの皮脂が毛穴に詰まることによって生じます。皮脂がたまってできた白いブツブツが面ぽう(白にきび)です。この面ぽうにアクネ菌という雑菌が繁殖して炎症を起こすと、赤いブツブツとした赤にきびを引き起こします。さらに進展すると膿のたまった黄色にきびになります。にきびの跡が盛り上がったり凹んだりして瘢痕(はんこん)として残ってしまうこともあります。
予防とケア方法
にきびや吹出物は毛穴に皮脂が詰まることによって生じるため、化粧をしたらクレンジングをしっかりするようにしましょう。洗顔は朝と晩に1回ずつが適切です。また化粧品を選ぶ際は、ノンコメドジェニック(面ぽうができにくいことを確認するテスト済み)と記載のあるものを使用するとよいでしょう。
食生活の見直しもにきび予防のために大切です。高脂肪・高カロリー食には皮脂の分泌を高める動物性脂肪や糖類が豊富に含まれているため、にきびが気になる方は摂りすぎないようにしましょう。積極的に摂るとよいものは、肌の調子を整えるビタミン(緑黄色野菜や果物)や便通を改善させる食物繊維です。また、皮脂の分泌はホルモンによってコントロールされているため、ホルモンバランスを整えるためにも、睡眠時間の確保やストレスを溜め込まないといったことも大切です。